ずくだせトマトケチャップいよいよ発売しました
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9月頃からごく一部のチャンネルでは紹介していましたが、長野県辰野町の生産者団体「むげんの会」が育てた加工用トマトを使用した「ずくだせトマトケチャップ」を発売しました!
「ずくだせ」とは長野の方言で「気力や根気を出して」という意味です。小規模農家が一軒一軒の生産量は小さくても収穫物を皆で持ち寄ることで原料産地となり、それを加工した製品を販売して持続していこうという取り組みから生まれたトマトケチャップです。
地方発のトマトジュースやトマト加工品は生食用トマトを転用したものが多いのですが、「ずくだせトマト」は最初から加工原料とすることが目標なので、濃厚で真っ赤なジュースがとれる加工用品種を栽培、しかも認証は取っていませんが事実上無農薬かつ化学肥料もごく一部でしか使っていません。生産者一人当たりは10本から100本くらいという小規模な圃場で丁寧に育てられたトマトを使用しています。
また、大手メーカーに出荷する際には規格外とされてしまう時期がずれて完熟したトマト、鳥や害虫被害にあったトマト、傷がついたトマトも捨てずに冷凍保存し、問題箇所を丁寧に取り除いた上で原料として有効利用しています。
下伊那郡阿智村にある有限会社あちの里に製造を委託し、素材感たっぷりな手作り感のあるトマトケチャップに仕上がっています。年間安定供給できるボリュームにはなっていないので、おそらく現在の在庫限りの販売になると思いますが、日本の農業の持続可能性を模索するこの取り組みと製品を応援していただきたく、ご注文をお待ちしています。