新潟県村上市に行ってきました(その4)

新潟県村上市に行ってきました(その4)

新潟から特急で46分

村上市は新幹線で行ける新潟駅から白新線〜羽越本線経由でおよそ1時間、特急で45分くらい日本海側を北に上がったところにあります。

私が定期的に訪れていた子供の頃は在来線特急ときで4時間、その後普通列車で2時間くらいかかっていましたが、JR車両の性能アップのためか昔ほど遠い感じはしなくなりました。子供心での印象は「鮭、木彫工芸品」でしたが、他にも「日本最北端の茶どころ」であり、村上牛の産地であり、皇后雅子さまのご実家・小和田家のルーツでもあります。

父の実家は瀬南海岸に近い町のはずれだったので、城下町の様子はよく知りませんでした。そこで今回の訪問では夕方の特急電車の時間までの2時間弱で小走りに街中を徘徊してきました。

街中はやはり「鮭」推しです。村上の塩引鮭は三面川に戻ってくる鮭を開いて塩を引いて乾燥させたもの。素人がうっかり捌こうとすると流血または包丁をダメにしかねないものでした。最近は販売しやすいように昔ほどカチカチにはしていないかもしれませんが。私の父は田舎から塩引鮭が届くと台所で格闘していましたが、頭から尻尾までほぼ食べ切れることを自慢していました。村上の市街地にある鮭専門店「千年鮭きっかわ」の天井から吊るされた塩引鮭は圧巻です。また、村上歴史文化館に隣接している重要文化財・若林家住宅の軒先にも当然のように鮭が吊るされていました(YouTube動画で見てください→ https://youtu.be/LsXQ97rlD54)。

 

工芸品の村上木彫堆朱も父の実家にいくつかあり、祖父の遺品と思われるタバコ入れが我が家に長くありました。

お盆に祖母たちがつくる精霊馬は藁で編んで作るのですが、フィギュアとして売り物になるよう凝った作りで、それを最後は海に流すのが子供心にもったいなかったですし、凝った刺繍をした手毬もよく作っていたのを覚えています。

 

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